キッチンカーおじさんの独り言

2022年10月12日3 分

原価計算で絶対チェックして欲しいポイントは2つ!

開業前に、取扱いメニューの原価計算をすると思いますが、

絶対にチェックしておいて欲しいポイントをお伝えします!

キッチンカー販売で見落としがちな包装資材費。

取扱いメニューごとのロス率を設定した廃棄費。

この二つは原価計算の中に入れて下さい!

一般的に商品原価はそのメニューに係る食材のことです。

なぜ事業で必ず原価計算が必要かといえば、

販売額に比例する費用(流動費)だからですね。

売れば売っただけ付いてくる費用はそのパーセンテージ(原価率)を

しっかり把握しておくことが大切。

キッチンカー販売では必ず包装資材(容器)がメニューとセットですから、

食材だけで計算していると、思いがけず利益が上がらない結果になります。

また、飲食ですから必ずロス(廃棄)も出ます

全くロスの出ないメニューも中にはありますが、サイドメニューの開発などで

ロスの出るメニューを扱うこともあるはずです。

自分はもともとアパレルで起業しまして、雑貨もプラスワン商品として

販売していたのですが、これが必ずある程度万引きされていました。

仕入先の社長に教えて頂いたのですが、お客様の入店するきっかけにもなる

雑貨は、「万引きのロスを最初から見込んでいなさい」と。

それから、月々の棚卸の結果からロス率を出し、最初から発生するものだとして

お店の収支予算に組みこんでいました。

現在、飲食店を運営していますが同じことです。

ロスの出ない工夫や取り組みはもちろん必要ですが、

どうしても出てしまうロスを最初から収支の予算に計上することはとても大切。

「計画の段階では、もっと利益が出るはずだったのに。」という事にならないよう、

包装資材費とロス率からの食材費を計上することお忘れなく!

キッチンカー販売において性質上、ガソリン代、出店料は原価ではありませんが

一度の出店にかかる平均的な費用を予算に組み入れることもお忘れなく。

商品原価ではありませんが、売上原価と捉えて月の稼働日数に掛けて参入しましょう。

実店舗の運営では、売上に関わらずかかる費用(固定費)があります。

家賃や保険料、あまり売上によって変動のない光熱費や通信費など

様々なコストがかかるわけですが、キッチンカー販売の最大の強みは

このこの固定費がほとんど掛からないことです。

つまり、ほとんどの費用が流動費なので、一つ一つの経費を紐解くと、

予算や計画の狂いをなくしていけるはずです。

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START UP!!では、はじめてキッチンカーの運営をはじめた時から、

その後さらに発展してきた全てのノウハウをスタッフ一同協力してお伝えしていきます。


 

特に大切な問題ですので、それぞれカテゴリーを分けて掘り下げています。

参考までに特集ページもぜひご覧ください。


 

特集ページ


 


 

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